魔術師 THE MAGICIAN
魔術師の前にはソード、カップ、ワンド、ペンタクルがあります。まるで準備を終え顧客の前で魔術を披露するかのように。
魔術師の手にある魔法のステッキのようなもので4つものを創り出しているようにも見えます。
「愚者」が0であり「魔術師」は1です。0という無から、1という有になることで、具体的な始まりを意味しているのでしょうか。
先の見えなかった愚者に対し、準備を整えた段階で何かをなそうとする魔術師。大きな違いがあります。
四大元素を操り、何か新しいものを創り出そうとしている暗示です。
無を有にする彼は、不可能を可能にする存在でもあります。それが奇跡と呼ばれるようなことであっても、彼にはそれが分かっているかのような表情に見えます。
正位置
無限の可能性があり、やる気に満ちています。
あなたの舞台を堂々を周囲に披露すると良いでしょう。
挑戦したいという意欲に溢れ、能力や集中力も向上しています。失敗を恐れず挑戦する勇気と希望、そして自分自身を信じることで成功へと導かれます。
ただし、魔術師のように準備はしっかりと整えておくことです。
あなた自身の秘めたる創造力や、やる気に満ちた力が周囲を「奇跡だ」と言わせるような結果を生むかもしれません。
新たな行動を起こすときです。自分に自信を持って、勇気を出し行動に移してください。
逆位置
自信も持てず始まりの一歩を踏み出せていないようです。
予測していたことが外れ、苛立ちや焦燥感を感じているかもしれません。時期尚早であったり、何か準備不足ではなかったのではないか?
創造の意欲が薄れている場合は、もう一度準備を始めましょう。
また、焦りから甘い話に乗らないように十分に気を付けてください。
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