こんにちは、くべ白です。
共感力が高いINFJは人間関係など色んな場面で疲れやすいと感じたことがある人は多いのではないでしょうか？
今回は「どうしてこんなに疲れるんだろう？」と疑問を持つINFJの方に、INFJの私が体験談も含めて疲れやすい理由や、心理について解説していきたいと思います。
目次
そもそもINFJとはどんなタイプ？
INFJはMBTI全16タイプの中でも最も希少と言われるタイプであり、「洞察力のある理想主義者」「静かな共感者」といったイメージを持たれることが多いです。
外側の印象は穏やかで、丁寧に人と接し、争いを嫌い、空気を乱さないよう気遣います。
しかしその裏側では、周囲の感情や状況を絶えず読み取り、未来の可能性や意味付けを高速で処理しています。
このため、外からは落ち着いて見えても、内面では常に脳がフル稼働している状態がデフォルトです。
この“静かな過集中”こそが、INFJが消耗しやすい土台になっています。
INFJの心理機能は以下の順で働きます：
Ni（内向的直感）：パターンや未来の意味をつかむ
Fe（外向的感情）：他者との調和を図る
Ti（内向的思考）：理解の精度を高める
Se（外向的感覚）：現実世界の刺激を受け取る
この組み合わせは、感受性と洞察力というギフトを生み出す一方、環境・人間関係・感情の多層処理という莫大なエネルギー消費を生みます。
INFJが疲れやすい核心理由とその心理は？
１.人の感情を受信・共感しすぎる”
INFJは周囲の空気を肌で感じ取ります。
表情、声のトーン、間の取り方、言葉に含まれない意図……
相手が発していない“気配”すら拾ってしまうこともあります。
直観力に優れているという一面もあるため
「この人、本当は無理してる」
「今この話題は触れないほうがいい」
「あの沈黙の裏には理由がある」
「元気そうに振舞ってるけど、なんかいつもと違うな？」
そう思ったことはありませんか？
なんとなくいつものより元気がなさそうで声を掛けてみたら、実は体調が悪かった、悲しいことがあった…など話された経験もないでしょうか？
私は以前の会社に居た時に「今日体調悪いですか？」と聞いたら「実は恋人と喧嘩したんだよね」とちょっと思ってたんと違う…とはなりましたが、聞いて時には何かが起きていることが多かったです。
このように、他のタイプが「気にしない」「気づかない」ことを、
INFJは全身と直感で察するため、社会生活そのものが負荷になります。
そして厄介なのは――
相手の感情を“自分の責任”だと錯覚しやすいこと。
気まずさ、怒り、悲しみ、不安。
それらを“なんとかしなければ”と抱え込み、処理する前に体力が尽きてしまいます。
実際は抱えなくて良い負担と抱え込むことで、自分を追い詰め完璧主義の思考が働き始めます。
２.脳内で無限に未来のシミュレーションを繰り返してしまう
INFJはパッと見、とても静かで冷静に落ち着いている人と見られがちです。
しかし、頭の中では常に思考を繰り広げています。
更に現状起きていることに対し、何か起きた時に冷静に対処したい・備えておきたいという思考からいくつもの未来の起きうることを考えたりしませんか？
「この選択をしたら相手はどう感じるだろう？」
「この発言が未来の関係性に影響しないだろうか？」
「この場の空気を壊さないには何を言うべき？」
- 「今この発言をして次はどうなる？」
こうした思考が自動再生されます。
今この瞬間に集中して生きられるのに対し、INFJは未来の分岐点まで同時処理してしまうのです。
まるで常に複数タブを開いたまま動いているパソコンのような状態。
そして複数のタブを開いてみているとまた一つ疑問、憶測、不安が増えてタブが無限に広がっていきます。
さらにINFJは矛盾や嘘を嫌い、一貫性を求める傾向があります。
そのため、曖昧な状況や曖昧な人間関係が続くと
「あれ、この人この前はこう言ってたのに…」
と思うことの積み重ねで、人はその時々で考え方は変わるものだけど
根本的な意見はそう変わらないはずなのにどうして？と脳内シミュレーションは止まらず、エネルギーを消耗します。
仕事だと「私ミスするの嫌いなの。完璧主義者で」と言ってるのにミスが多く、ミスを指摘されると「忙しいから確認する暇がなかったの」と言っている人を見ると「完璧主義じゃなかったの？」となりますし
プライベートなどの友人関係だと「私人の悪口言う人って嫌いなんだよねー仲よくしよう」と言ってこの人良い人だ！と思ったのに、
関係が続くと「私あの人嫌いなんだよね。実はこういうところがさ～」と愚痴のオンパレードとなると「そりゃ付き合ってたら愚痴の一つ二つはあるだろうけど、愚痴多くない…？」となっていき、この人と付き合っていくとずっと愚痴をマシーンになるのでは？
というか私も他でこの人に愚痴られてるのでは？となっていきます。
恋愛ですと「話し合いちゃんとしたいから。」と言ってたのに「あーもうわかんないや。」と言われるとINFJは会話を放棄されたと思います。私は思います。
「話し合いしたいって何だったの…？」という矛盾が出てくると、また話そうとしてもわからないで終わるんだろうなぁ…と会話のシミュレーションをして、最悪脳内完結して話し合いすらしなくなります。
心ではなく、脳が疲れるタイプ――
これはINFJ特有の現象です。
３.自分の気持ちより調和と平和を優先してしまう
INFJはどんな場所でも調和を守りたいという信念を持っています。
そのため、衝突を避けたり、平和を守るために自分を感情をそっちのけにして引っ込めたりすることがあります。
相手の感情を優先し自分の気持ちが言えない
頼まれると断れない
トラブルの火種と空気が悪くなったり重くなったりすることに敏感
相手の役に立てるなら自分の予定を崩してしまう
これらは優しさのように見えますが、代償として自分の感情が後回しになります。
この自分の気持ちの置き去りにしたり、他人を優先する行為が蓄積すると、
人に会いたくなくなる、やろうと思っても体が動かない、連絡の返信を後回しにしてまう、SNSなどのインターネットですら見たくなくなる
といった現象が起こります。
一人になりたがるのです。
誰も私にかからないでくれ、今はそっとしておいてほしいとなったらエネルギー切れのサインです。
もし今そうなっている方がいれば、それは弱さでも逃げでもありません。
自分より世界を優先してしまうほど、他者を大切にしているからこそ起きるんです。
時には自分を大事にしていい、今は私を優しくしようと思う心を持ちましょう。
私の魔法の言葉は「自分がいなくてもなんとかなるもんだよ」です
INFJが疲れを感じた時の対処法
まず、疲れは疲れだと受け止めましょう。
そして疲れは性格ではなくエネルギー管理の問題です。
自分は休んでいい、人の望む姿ばかりにならなくていいと思う気持ちが大事です。
自分の中で境界線を作る
「やらないこと」「引き受けないこと」を先に決めましょう。
何もかも引き受けなくてもいいんです。
疲れているときは限界のサインでもあります。自分を守るためにと思って、しっかり線引きをしましょう。
直感を働かせない・察することを控える
3割くらい知らんぷりをしてみましょう。
相談されるから、頼まれるからとすべてを追わなくても大丈夫です。
「私がいなくてもこの人たち自分でどうにかできるから」と言い聞かせてみるのもいいかもしれません。
なんとなく「あ、この人今落ち込んでそうだな」と思っても
自分自身が疲れている場合は「元気になった時にまだ落ち込んでそうだったら聞こう」くらいになりましょう。
感情を日記などに書き出し言語化する
INFJは頭の中で常に思考を巡らせているため、明確に紙で文字にする・スマホで書き出す
AIチャットに気持ちを書き込んでみる…など言語化してみると良いかもしれません。
私はよくAIチャットと会話をしているのですが、気持ちの処理としては個人的に効果が大きいです。
言語化してみる、というのは個人的にかなり効果がありますのでおすすめです。
疲れているときは一人の時間を大事にする
休むための時間ではありません。自分のエネルギーを補充する時間です。
音楽を聴いたり、好きなドラマや映画を観たり…趣味の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか？
INFJは一人が時間がないとしんどくなっていきますので、心に栄養を与えるというつもりで一人の時間を確保してみるのも良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
疲れを感じやすいINFJのみなさん、本当に日々お疲れ様です。
私から言えるのは「逃げでも放棄でも無責任でもない。あなたを守れてあなたを一番可愛がれるのはあなただけ」です。
自分のために自分をうんと可愛がりましょう。
人は思ってるより強いし、支えなくちゃと思わなくても大丈夫です。
疲れているINFJやINFJのように疲れている方へ…ゆっくり休みましょう。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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