私は昔から生理痛が重たく、毎月毎月痛みと戦っていました。
子宮内膜症とはまだ気づきません。
ただ、毎月痛いなー、と痛みと戦っていただけでした。
中学3年生の時、しかもテスト中に初めて生理痛で吐き気を催し保健室に行きました。
毎月吐き気が来るわけではありませんでしたが、先生に温めたペットボトルやカイロをお腹に当ててもらって以降、夏以外が毎回カイロを貼って温めるようになりました。
その時、母から子宮内膜症かもしれないわね。と言われましたが、特別調べることはありませんでした。
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それから数年間、ずっと痛みと戦い続けました。
薬を飲むことも多々増えてきたのですが、私の身体は市販で売っている生理痛用の薬ではなかなか痛みが引いてはくれません。
そして社会人になり、二十代半ばで生まれて初めて激痛で夜中に目が覚めました。
痛くて痛くて丸まっても体勢を変えても一向に痛みは引きません。
いっそ救急車でも呼んでしまおうかすら思う程でした。
すぐにロキソニンを飲み、横になると効いてくれたお陰かいつの間にか寝ていました。
職場でああなりたくないと、朝昼晩とロキソニンを飲んだのですが、3、4時間経つとじわじわと痛みが襲ってきて、また動けなくなるほど痛くなるんじゃないかと怖くて仕方ありませんでした。
そのころ、少しメンタル的に落ち込んでいた時期だったので、その関係と勝手に思い込んでいました。
しかし、翌月も同じように激痛で眠れなかったのです。
流石にこれはもう変だと思い、病院へと行きました。産婦人科です。
初めて子宮を検査してもらい、そこで言われたのが「子宮内膜症」だったのです。
目次
子宮内膜症とは
現代、女性の多くの方はこの名を聞いたことがあると思います。
子宮や卵巣の病気で、不妊症にもつながっていると言われています。
子宮内膜症の原因はまだ解明されていません。
子宮内膜は、本来子宮内腔にあるのですが、それが卵巣などの子宮外に癒着し出口を失うことで増殖や剥離をします。
子宮内膜は妊娠をしていなかった場合、剥離し月経となり体外へと出ます。
ところが子宮意外の場所に出来た子宮内膜は小さな血液として高まり、癒着し成長していきます。
卵巣に出来た小さな血液の塊は、生理のたびに増えていきます。
古くなった子宮内膜と血液は、酸化に茶色のようになります。それがチョコレートに見える事から、チョコレート嚢胞と言われるようです。
私は左の卵巣が右の卵巣よりも診察当初で2cm程大きいと言われました。
まだ確信は持てないけれども、子宮内膜症として見て行きましょうと言われました。
症状について
症状としては、腹痛、腰痛、骨盤の痛み、下半身の痛み、排便通や性交通、頭痛があります。
これらは私は全て該当しています。
このほかにも、私は「レバー状の血の塊」が生理の際には出ていました。
本来、さらさらの血しか出てくることはありません。
レバー状の血の塊だけだとホルモンバランスの乱れなどの他の原因もあるそうなのですが、
私は病院に行って生まれて初めて、生理はレバー状のものが当たり前ではないことを知りました。
毎月当たり前のようにどろっと出てくるので当然だと思っていたんです。
もし、痛みを感じていたり、私のように毎回レバー状の血が出るようでしたら、病院に診察に行った方が良いと思います。
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経過観察
ロキソニンと胃薬を貰い、半年に一回経過を見せにくる。というのが最初です。
筋腫が出来る可能性もあるため、一年に一回子宮がん検診も受けるようにしました。
診察に行くたびに卵巣の中は成長していきます。
そのころからすでに話をされていました。成長後の治療と、このままにしておくとどうなるか、ということです。
先生が「今の段階でも医師によっては手術を勧めます。僕は5cmを超えたら治療をしましょうと言いたいますが、もしも不安ならば他の病院に行って診察を受けてみるのも良いと思いますよ。」と言ってくれたのですが、その先生は紹介だったので私は先生に託しました。
4.7cmを迎え、先生からそろそろ治療を始めようと言われました。
急な成長があったからだともいえると思います。
そうして、私はチョコレート嚢胞の治療を開始したのです。
治療
先生から教えてもらい選んだのは、ピルを飲むことでした。
他にも手術や、ホルモン剤を打つというのがあったのですが、会社に行けて費用も痛くないようピルに決めました。
お金と時間があれば手術を選んでいたかもしれませんが、ピルでも良いと思いますと言われたのでそうしました。
私が飲んだのは、超低用量ピル「ヤーズ」です。
こちらは現在進行形で飲んでいます。
これを毎日決まった時間に1錠飲む。
それだけです。
あとはストレスをためよう様にと言われました。
先生と話していて、症状を自覚し、病院に通うようになってからの成長が早足になっているのは職場環境にあると言われました。
顎関節症になっていたことと、帯状疱疹が出来たこと、そして自分でも職場の環境が良くないことを自覚している事を話していたからです。
しかしストレスを溜めないようにと言われてはいそうですかとは簡単には出来ません。
子宮内膜症により卵巣が大きくなり、5cmを超えると突然破裂することがあるとも聞きました。
これを聞いた時には震えました。
何の前触れもなく激痛が起き、それが下腹部であればまず卵巣の破裂だと思ってくださいと言われたんです。
中には意識を無くして救急搬送された人もいるそうです。
そして、激痛を感じたらまず病院へ行くよう言われました。
子宮内膜症であることと、卵巣の破裂の可能性を伝えればすぐに処置してくれるでしょうと言っていたので、病院というものはとても頼もしいものだとも歓喜しました。
話は戻しますが、ヤーズを飲み始めてしばらくは体調が悪かったです。
しかしそれも通カ月で収まり、現在はただ忘れないように薬を飲むだけ、です。
治療の効果はあったのか?
ヤーズを飲み始めてもう1年以上になります。
半年に一回経過を見に行っていますが、順調に卵巣は小さくなっています。
4.7cm大きかったのが、現在は2.7cmになっているんです。
妊娠するまではずっと飲んでくださいと言われたので、それがちょっといつの話だろうか…と気が遠くなりますが(笑)
さて、問題の生理痛なのですが、診断を受けてから当分の間は、生理が始まる前からロキソニンを飲むようにしていました。
そのかいもあってか激痛で目が覚めたりすることはありません。
卵巣が小さくなったので大丈夫かなーと思いロキソニンを飲まなかったこともありました。
しかし、さすがに激痛こそなかったものの、腹痛腰痛はありましたので、痛みはまだあります。
現在は痛みが一番強くなる1日目~2日目or3日目のみロキソニンを飲んでいます。
たまーに1日目しか飲むことなく痛いなー、と耐えれる程度で終わることもあるので、これも良い経過です。
私も子宮内膜症かも?そう思ったらとりあえず病院へ行ってください。
もう、本当にそう思います。
気づかず卵巣破裂で病院搬送…という例もありますので…。
レバー状が毎回出ていたり、生理痛が重たかったりする場合は是非一度診察に行ってください。
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