視覚の世界で生きる鳥。なぜカラフルな体なのか!?

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動物

色鮮やかなインコやオウム。
セキセイインコはカラーバリエーションが多く、ルリコンゴウインコなど綺麗な瑠璃色のオウムなど見た目が美しい鳥はたくさんいます。

しかしふと疑問に思った事ありませんか?

「あんなにカラフルで襲われたりしないんだろうか…。」

赤や青、緑や黄色に灰色に白…かなり目立ちしますよね。
見た目は良くても外で生きられ無さそうだと私は思ったことがありました。

しかし自然界で生きて来た鳥が襲われ目的でカラフルになったなんてことは絶対にないはず。
では、このカラフルな体には一体どういう意味が隠されているのでしょうか。

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目次

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鳥の先祖は恐竜!?

最近、恐竜は鳥の子孫ではないかと言われているそうです。
恐竜といえば、大昔の地球に住んでいたと言われている生き物ですよね。
映画やドラマでもよく取り上げられていますし、恐竜博物館などもあります。大昔の地球に君臨していた恐竜の存在は圧倒的なもので、その生活ぶりはほ乳類とは違い堂々していたものだそうです。

そんな恐竜の中には、空を飛ぶという特殊能力を持った種類もいました。
目や顔など、コンゴウインコやヨウムなどに言われてみれば少し似ている気もしますよね…。
見た目が愛らしいセキセイインコやコザクラインコ、オカメインコなどのほとんどの種類の小型も見た目は可愛く恐竜とは遠く感じてしまいがちですが、足は立派にウロコ脚です。
鳥は恐竜の形容を受け継いでいるものと考えられており、飛行や優れた視覚などは恐竜からの恩恵とも考えられるかもしれません。

昼に生きる鳥。夜に生きるほ乳類。

しかし、恐竜といえばあんなにカラフルな種類は見当たりません。
そこで次に出てくるのが、昼間に活動をするか、夜に活動をするかの違いです。
鳥は昼の世界で生きていくようになります。
明るい自然界の中で生きる鳥にとって何よりも大切だったのか「視覚」です。

遠い所からも周囲の確認をするために五感の中でも特に発達させたのが視覚で、これにより動体視力、通常の視力、そして色彩を分けられる優れた能力を身に着けました。

それに対し、ほ乳類は夜になり、恐竜など敵が寝静まったころに活動し繁殖したり安全を確保してきました。夜になると視覚はさほど役には立たないため、鳥とは半面に嗅覚や聴覚が優れていきました。

鳥の目は人間よりも優れている。

光の3原色というものをご存じですか?
我々人間はものを色に分けてみることができます。
なぜそれが出来るのかというと、「赤」「緑」「青」の光によってそれぞれの色を区別することが出来ます。

これに対し、鳥は「4原色」をを持っています。
「赤」「緑」「青」に加え「紫外線」を識別することが出来ます。
紫外線を識別できる生き物は他にも昆虫類がいます。鳥の中でも特にハトは、更に優れた色彩を識別できるそうで、動物の中でもかなり優れています。

私たちには見えない色が鳥には見えているということですね。
これにより、同じセキセイインコでも雄と雌の違いがあります。私たち人間からしてみれば、身体の色だけで判別となればセキセイインコの場合は鼻になります。青が雄でピンクが雌ですね。
このように人間の目で解る雄雌の違いもありますが、ヨウムなどのオウム類などを色だけで判別はなかなか難しいですよね。
人間からしてみればわからないものですが、これが鳥の目となると雄雌の区別がつけれるようになるのです。

私たちの知らない世界…見てみたいですよね。
しかし、紫外線を目にって大丈夫なの?と思ってしまう部分もありますよね。

それに関しても、鳥は進化を続けてきました。
紫外線が網膜を傷つけないよう、網膜細胞が進化し人間様な盲点ががなくなりました。
視細胞がびっしりとあり、人間よりも高い解像度視覚を持つようになったのです。

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体は異性から気を引くため!?

赤道に近い熱帯動物はかなり色があざやかですよね。
これは、太陽光が強く繁殖をするためにはより目立つ色でないと異性の気を引けない…という例があるようです。
動物だけじゃなく熱帯は何かと全体的にカラフルですよね…。

赤道から遠ざかるほど色は地味になっていきます。
南国の色鮮やかな地で生きて繁殖し子孫を残していくために、優れた視覚と気を引く体の色が必要だった…ということなのでしょうね。

さいごに

私たちの知らない色を見れる生き物…魚や鳥、昆虫といった人間よりも優れた視覚を持つ生き物もいれば、逆に2色しか識別できない生き物もいます。
たとえば犬。犬は優れた嗅覚と聴覚を持っていますよね。
しかし鳥のように緑だったり赤だったりとカラフルな体の色はしていません。

自然界で生き抜くためにそれぞれが成長し、進化してきたのが現代なのですね。
人間も自然界で生き抜くためとなれば鳥のように飛べる日がくるのでしょうか…来ないでしょうね…。

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