どんな生き物でも必ずやってくるのは”別れ”です。
人でも、犬でも猫でも鳥でもなんでも一生ずっと居られるということはありません。
生きているものはいつか必ず死が訪れます。
それが解っている上でペットは飼わなくはなりません。
別れがこないペットなんていません。
鳥の場合、40年50年と生きる種類もいるため、人間の方が先にお別れをすることもあります。
以前テレビで見たことがあるのですが、40年以上一緒にいた飼い主が老いてしまいペットと暮らせなくなったため離れ離れになりました。
飼い主も辛いのですが、それ以上に鳥はご飯も食べず一日中じーっと外を見ているだけ。
強制的に餌を与えなんとか生きているという状態になるほど、鳥にとっても飼い主との別れはとてもとても辛いものなのです。
つらい、悲しい、泣きたい。
そんな思いばかりがめぐってしまうのがペットロスです。
では、そんなペットロスの状態から立ち直るためにはどうしたらいいのでしょうか?
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目次
ペットロスから立ち直りたい人へ贈る言葉
愛鳥と別れで何を学んだかを考えてみる
辛くて悲しい。それはそんな感情になる程鳥を愛していたということです。
あなたがその子と一緒にいて、何を学びましたか?
どんな経験が出来ましたか?
0から始まった思い出と経験の中で、たくさんの体験や経験、学習があったと思います。
悲しいよりも、あの子のおかげで自分がどれほどのことを学ばせてもらったかを思い出し、感謝の気持ちを持って「ありがとう」と伝えてあげてください。
自然の鳥を見る
写真でも動画でも何でも良いので、大自然の中を優雅に飛びまわる鳥を見てみてはいかがでしょうか。
愛鳥は今、同じように大きくて広い空を自由に、美しくそして楽しそうに飛んでいるかもしれません。
自然の鳥を見ることで、気持ちが和らぐことがあるかもしれません。
感謝の気持ちを形にしている
踏ん切りをつける、という言い方に近くなってしまうのですが踏ん切りをつけろという意味ではありません。
毎日毎日悲しんで泣いている飼い主を見て、愛鳥は空へはばたけるでしょうか?
出会いがあれば別れもあります。大切な愛鳥と離れてしまうことは本当につらいです。
ですが、つらいあなたを見ていると愛鳥も天国へは行くに行けなくなってしまうのです。
悲しむな、という意味ではありません。
ただ、悲しむことで愛鳥は天国へ行くことを思い悩んでしまうことがあるかもしれません。
大好きで、大切な愛鳥が元気に天国へと羽ばたけるように、最後に愛鳥へ”今までありがとう”の感謝の気持ちとして何か贈り物をしてあげてはいかがでしょうか。
愛鳥はどんな時でも悲しむ飼い主より、笑顔の飼い主が好きなのです。
辛く、悲しく落ち込む飼い主を見ると心配でたまりません。愛鳥まで悲しい気持ちになってしまいます。
ペットショップなどに行ってみる
少し落ち着いてきたらおすすめする方法です。
別れがあれば出会いもあります。
信じる信じないがあると思いますが、生まれ変わりはあると私は思っています。
一目見てピンときたことがある人の話も聞いたことがあります。
悲しさを紛らわすために他の鳥を飼う、という事に関しては賛否両論です。
愛鳥をなくて翌日には他の鳥を迎える人はいます。
それに対しては批判的な考えを持つ人はいますが、私はそうは思いません。
どんな思いでも、出会いはその後の一生の宝になるのです。
いつまでも泣いてばかりいるよりも、他の鳥を迎えることで笑顔になれば愛鳥も天国へ向かいやすくなることもあるかもしれません。
法律も規則もありません、他の鳥を迎えたら愛鳥への愛がないというわけじゃないと思うんです。
大好きで、忘れられないほど大切なんです。しかし亡くなった子は還ってはこないのです。
他の子を迎えたことで愛鳥はあなたを恨んだりはしません。大好きな飼い主の笑顔が一番なのです。
人それぞれの考えがあって当然です。
しかしその意見が自分と違うからといって周りを批判してはいけません。
大切なのは、飼い主が愛鳥をどれほど愛していたか、です。
愛鳥がくれた日々は、愛鳥と飼い主だけの思い出です。
新しく迎える鳥は、全く違う思い出の始まりです。
亡くなったら新しい子を迎えることで悩んでいる人へ、愛鳥への裏切りでもなんでもなく、愛鳥と飼い主がお互いに前へ進むための一歩だと伝えられたらと思います。
虹の橋でまた逢える日がくる
ペット界では世界的に有名な話ですよね。
天国の少し前に、虹の橋があります。
そこでは何のストレスやいざこざもなくペットたちが自由に暮らしているのです。
食べ物も水にも困らず、仲間たちと楽しく過ごせる場所です。
そこで愛鳥はあなたを待っています。
病気で苦しんでいた、けがをしていた、老いていた、不自由な身体だった…そんな子たちも若々しく元気に飛び回っています。
しかし一つだけ不満がある。そう、それは大好きな大好きな飼い主がいないことです。
アナタが天寿を全うし、天国へと向かおうとしていると真っ直ぐに来てくれます。
きらきらと輝いた瞳で、あなたを元へ来てくれます。
愛鳥はあなたに甘えます、たった一つだけの不満が取り払われたのですから。
そうして大好きなあなたに逢えた愛鳥は、もう二度と離れることはありません。
虹の橋で、また必ず愛鳥と会えます。
その日がくるまで愛鳥はずっと待ち続けてくれます。
だからどうか、笑って欲しいと愛鳥はきっと思ってくれているでしょう。
自分のせいで泣いているの?
自分のせいで悲しんでいるの?
自分のせいで辛いの?
自分がいたせいで飼い主を苦しませたの?
そんなことを愛鳥が語っていたらどうしますか?
きっと愛鳥は思っています。
笑って欲しい。笑顔でいて欲しい。楽しそうにしていて欲しい。
自分は空から見守るから、そんなに落ち込まないで。泣かないで。
空を見上げてよ、自分はこんなにも元気に羽ばたいているから。
もうどこも痛くないし、きつくもない。
また逢えるから、だから笑ってほしいんだ。
そう思い、虹の橋であなたを待ってくれていると思います。
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誰かに話して思いっきり泣く
最後に、これは大切です。
一度思いきり声を出して泣いてください。
亡くなった悲しみはその人にしかわからないものです。
だからため込まず、誰かに話したり泣いてください。
家族の別れで辛くない人なんていないんです。
泣いたら一度深呼吸をしましょう。
そして、必ず食べましょう。水を飲みましょう。
あなたまで体を壊しては元も子もありません。
泣くことは悪いことではありません。
時には声をあげて泣くこともあるべきです。
まとめ
鳥を飼っている人が一度は必ず味わう愛鳥との別れ。
立ち直れないペットロスに苦しむ人たちに、少しでも愛鳥の声を届けられたらと思いました。
これはあくまで私個人の考えや意見です。
一度私もペットロスになりました。
その時、愛鳥から何を伝えられたかを思い出しこうして書いています。
大切な家族との別れ、本当につらいものです。
身が張り裂けそうで、移動中でも仕事中でもふとしたときに愛鳥を思い出してしまうんです。
ガランとなったケージを見ただけでボロボロと涙が零れ落ちます。
いつものようにおかえり!と飛んできてくれるのではと期待しては落胆します。
指に乗ってしゃべってくれたり、囀ってくれた思い出が毎日毎日頭の中に勝手に蘇っては涙します。
大好きなおやつも、たまにしかあげていなかった果物も準備してしまいました。
指にはまだ噛まれた傷が残っているのに、また噛んでくれてもいいのにと思っていました。
何が悪かったのか、あの時こうしていれば、ああしていれば…自己嫌悪に陥ります。
そんな経験があったからこそ、少しでも…ほんの少しでも同じ気持ちになっている人に伝えらたらと思って書きました。
愛鳥との一日一日を、大切に過ごしてください。
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