【インコの病気】痛風

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痛風

原因

痛風は腎臓機能低下による尿酸排泄低下によって発症する代謝疾患であることが多くありますが、遺伝子的要素もあるようです。
飼い鳥ではセキセイインコ、オカメインコ、コザクラインコ、ボタンインコなどタンパク質の最終代謝産物を尿素ではなく尿酸としては排泄する鳥類に多い病気といわれています。
鳥はたんぱく質の最終的なゴミが尿酸となります。食事から摂取したたんぱく質は代謝され、最終的に尿酸として尿や便と一緒に溶解されずに排出されます。
このため腎臓が悪くなり尿酸をうまく排出できないと血液中の尿酸がたまり、痛風となるようです。
尿酸がうまく排出できない原因として、腎臓機能の低下、たんぱく質の過剰摂取、ビタミン・ミネラルの過剰摂取や摂取不足、遺伝、水分不足、老齢、感染症などがあります。

 

症状

痛風は内臓風通と関節痛風の2つに分類されます。

内蔵風通は、尿酸の結晶が臓器に沈着するため、元気や食欲不振となり突然死することがあります。
病院の診断で血中尿酸値の上昇を確認することで発見できますが、見た目で起こるのではなく体内で起こる症状のため発見が難しいといわれています。

関節痛風は脚の関節に尿酸が溜まり、痛がって止まり木に止まれなくなることや、足を上げる行為などが症状として現れます。痛みが強く、悪化すると脚の関節が腫れ、かかどなどに黄白色の隆起が見られるようになり、食欲低下、元気がなくなる、羽を膨らませてうずくまるなど全身に症状が現れるようになります。

 

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治療と予防

食餌療法、尿酸の生成を減らす薬剤の使用に加え、必要に応じて鎮痛剤や抗炎症剤も使用します。
人間の痛風と同様で、根本的な治療方法は確立されておらず、関節痛風の場合は止まり木に変化をつけたり、布などを巻いて関節の痛みを和らげてあげると良いでしょう。
予防としてはシードの場合はたんぱく質が少ないペレットに切り替え、果物や緑黄色野菜をしっかりと食べさせましょう。
ビタミンAは不足しがちになるので、副食としてビタミン剤を与えて摂取できるようにしてください。一度掛かると治療が難しくなるため、日頃から健康チェックを行いよく観察し、早期発見、早期治療が出来るようにしましょう。

 

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