ヒナをお迎えした方がよくぶつかる問題としてあげられるのがご飯を食べないこと。
ペットショップでお迎えした時には元気そうに見えたのにどうして？そう初めてお迎えした場合などは思うかもしれません。
ご飯を食べないからと様子見をしていた結果、落鳥してしまうこともあります。
目次
インコのヒナがご飯を食べないのは何故？
食べない原因としていくつかあげられます。
参考にご覧になってください。
１．環境の違いに戸惑っている
これはお迎えしても間もない時に食べなくなった場合に考えられることです。
インコにも人間と同じようにそれぞれの性格があります。
ヒナの段階でははっきりと性格が決まっているわけではないのですが、神経質なインコとそうでないインコはすでに表れています。
人間でも「家のベッドじゃないとよく眠れなくて…」という方がいますよね。
それと同様に、慣れていた環境から連れ出され見慣れない場所へと置かれたインコにとって「何が起きてるんだ？」の状態になります。
成鳥の場合でも同様なのですが、お迎えした初日はまず環境に慣れてもらうためにそっとしておくのが一番です。
警戒していたり、移動にストレスを感じている場合もあります。
初日にがつがつご飯を食べてくれるインコのヒナに越したことはありませんが、初日にご飯を食べないことは多々あります。
お迎えしたばかりの場合は、まず家に慣れてもらいましょう。
２．元のケージじゃないことや道具じゃないことにストレスを感じている
１と似た内容になってしまいますが、環境に戸惑うのと同様にお迎えするまでいたペットショップやブリーダーさんの飼育環境が違うことにストレスを感じる子がいます。
中には挿し餌用のスプーンが違うだけでご飯を食べなくなるというインコもいるくらいです。
なかなかご飯を食べない場合は、事前に以前の飼育環境を訪ねておき同じように過ごせるようにしてみましょう。
中に敷くもの、部屋の明るさ、ケースの大きさが違うだけでも食べなくなる子もいますので出来るだけ最初の段階で同じ飼育環境に出来るように整えておくのも良いかもしれません。
３．元々病気だった
お迎えする前やお店などで元気にしていたように見えたのに、連れてくるときにはぐったりしていた…そういう場合は元々病気持ちの子だった可能性があります。
具合が悪そう・ぐったりしている…辛そうにしていると思った場合病、すぐに病院へ連れていきましょう。
元々病気を持っていた場合、半日早ければどうにかなったかもしれない…ということもあります。
不安に感じたらまず病院へ連れて行きましょう。
４．挿し餌の温度が合っていない
まだ挿し餌が必要なヒナにとって、挿し餌の温度はとても重要になります。
熱すぎても火傷になるし、冷まし過ぎても途端に食べなくなります。
大体挿し餌の温度は40度前後と言われていますが、与えている最中にも温度は下がります。
30～35度よりも冷たくなると食べなくなることもありますので、温度は常に40度くらいを保たせ与える様にしましょう。
５。挿し餌の与え方を間違っている
ヒナが食べやすいように先のとがったスプーンを使用するのが良いです。
人間が使うスプーンではうまく食べれなかったりすることもあります。
また、与える角度によっても上手く食べれない・前と食べさせ方が違うと食べない場合があります。
お迎えする際に挿し餌の与え方もしっかりと聞いておきましょう。
スプーンが違うことによって食べないヒナもいますので、事前にどのスプーンを使っていたか聞いておくのも良いでしょう。
インコのヒナがご飯を食べない時の対策は？
まず、上記５点を試してみてください。
その他飼育環境に問題がある場合をこれからご紹介していきます。
１．保温をする
これは具合の良し悪し関係なしに必要なことです。
ヒナは成鳥とは違いまだ体温を維持するということが上手くできません。
一般的に30度くらいが適温と言われていますが、30度にしてもまだ膨らんでいる・ぐったりしている場合は更に温度を上げる必要があります。
反面、羽を広げている場合は暑がっているので温度を下げる必要があります。
具合が悪いと体温維持が難しくなり、ご飯を食べないことで体が弱り内臓の機能が低下しますますご飯を食べなくなってしまいます。
インコにとって適切な温度を保つようにしましょう。
２．体重測定と状態を記録する
お迎えして朝と夜に２回、体重を記録していきましょう。
少しでもご飯を食べた場合、そうではない場合を１日ごとに把握することで病院へ連れて行った際に獣医にとっては良い診察の材料となります。
また、どう具合が悪そうか・どういった過ごし方をしているか・糞の状態ついても記録しておくと良いでしょう。
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いかがでしたか？
初めてのインコのヒナを育てている方にとって、ご飯を食べないというのはとても不安に感じると思います。
病気を持っている場合は早期治療が命をつなげることにもなります。
神経質な子もいますので、お迎えしたヒナをじっくりと観察してヒナにとって良い環境づくりをしてあげれるように頑張りましょう！
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