インコを飼ったことがある人の中で、こう思っている人はきっといると思います。
「うちのインコ、あんまり飛ばないで歩くことが多いんだけどなんでかしら…。」
ネットにもぽてぽて歩く可愛いインコたちがいっぱい投稿されているので、何か病気があるというわけではありません。
もちろん病気により飛べないこともありますが、健康体なのに飼鳥がよく歩いている姿を見かける人へ…私も気になったので調べてみました。
目次
飼鳥のインコは歩くことが多いことがあるその理由とは
エネルギーの問題
まず、鳥類とほ乳類は温血動物です。
温血動物とは人間もそうなのですが、気温などの変化に左右されず低温をほぼ一定に保つことが出来る動物のことを言うのですが、暑い場所、寒い場所でも体温を一定に保つためにはエネルギーを消費します。
鳥=飛ぶ という認識は強い思いますが、では人間=走るという認識である人はそう多くはないと思います。
鳥だから飛んで当然なんだという考えは人間の決めつけで、人間が必要ないと思った時は走らないように、鳥も必要が無い時は飛ばないのです。
犬や猫も走るととても速く走れますが、ペットとしての環境下ではのんびりとくつろいで家の中を常に走り回ったりはしませんよね。
猫もよく寝ています。人間も、犬も猫も、激しく動けば疲れます。鳥も同じなのです。
飼鳥だからこその安心した環境での暮らし
天敵がいない環境で暮らせるインコたちは、野生のインコたちとは違い警戒心が弱くなっていることがあります。
この家の人間は自分に危害を加えることはない。安定してご飯を得られる。自分を狙うものが無い。危ないと思う環境ではない。
こうした安全な環境で暮らすことによって、普段は高い場所で暮らすインコたちも床に降りて遊ぶことが出来ます。
床で遊べるほど環境に慣れていれば、飛ぶよりも床をとことこ歩く方がエネルギーの消費も少なくなります。
無理にエネルギーを消費して飼い主の元へ行かなくても、とことこ歩いていけばその可愛さに飼い主はすぐ指を差し出すでしょう。
まんまのインコにしてやられているというのもあるのかもしれません…これが悪いというわけではありません。
おデブなどの肥満体型の場合は運動として飛ばせることを行わせなくていけない場合もあります。
しかし健康体で生活に問題がなければ、飼い主としても飛んできてくれるインコも可愛いのですが、とことこ足元までやってくるインコの可愛さには悶絶するしかありません。
オカメインコの飼育経験がある身としては、指を差し出さなければ一生懸命服を伝ってひざ元や肩まで這い上がってくる姿がもう、耐えられません。
羽は飾りかと言いたくなることすらもあります。
歩くことが多いインコは節約家
はっきりとは解明されていないので、これが正しいというわけではありません。
しかし、人間よりも遥かの小さな脳の鳥類ですが頭が良いと知られているカラス、3歳児並の知力があると言われているヨウムなどのように脳が発達しています。
そのためエネルギーの消費量も多く、出来ることなら楽がしたい…それが許されるのが飼鳥の中でも安全な環境を与えられたインコたちです。
いかがでしたでしょうか。
歩くことが多いなと心配している飼い主さんは多々いらっしゃると思います。
私もその一人でした。心配というか…なぜ?と思った方が強いのですが…。
適度な運動で飛ぶことも必要ですし、インコ自身も飛びたい時は飛びます。
しかし無理に飛ばせなくても大丈夫なのでは…と私は思っています。
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