春になると日本へやってくるツバメ。
ツバメがやってくることで春が来たな~と思う人もいるのではないでしょうか?
しかしツバメは何故春に日本にやって来るのでしょうか?
その後はどこで生活しているのでしょうか?
[pc][ad1][/pc]
[mobile][ad4][/mobile]
目次
ツバメについて
スズメ目ツバメ科ツバメ属に分類されます。
全長は17cm。
翼開長は約32cmで、オスメスでも色の違いはありませんがオスの方が尾が長いです。
額とのどがオレンジっぽい色をしており、腹部は白く、背は光沢のある藍黒色。尾は長く切れ込みの入った深い二股形です。
ツバメの仲間は翼が大きく、口を大きく開くことができるため飛行中に昆虫を捕えて食べたり、水面を低く飛びながら水を飲んだり水浴びをすることができます。
飛行に適した体型ですが、脚が短いため歩行には適さず、巣を作る際の素材集め以外では地面に降りることは稀です。
農薬を使用していなかった時代では、稲作の害虫を食べてくれる貴重な存在だったようで、ツバメを大切にするような言い伝えもあったそうです。
ツバメは渡り鳥で渡り区分としては夏鳥です。
ツバメはどこで生活しているのか?
冬
上記でも話した通りツバメは渡り鳥です。
日本の冬は、寒くなる為昆虫は減少します。
昆虫という餌が減少すると、ツバメは餌を求めて暖かい地域であるマレーシアやフィリピン、ベトナム、インドネシアなどに移動します。
ツバメの体温は高く、寒い地域の場合命を落としてしまうことがあります。
越冬ツバメという日本で冬を越すツバメもおり、軒下にねぐらを作り、身を寄せて体温を奪われないようにし冬を過ごすツバメもいます。
これは地球の温暖化が影響されているのではないか、というも言われていますがはっきりとした理由は判明されていません。
しかし、餌も少なく寒い日本の冬では、餓死や凍死などで命を落としてしまうツバメもいるようです。
こうした餌を求めること・暖かく住みやすい環境を求めることからツバメは寒い冬が訪れる前に暖かい地域に移動するのです。
日本が冬を迎え寒々としている間、ツバメは暖かく餌がとれる環境にいるので冬にツバメを見かけることは少なくなるわけですね。
[pc][ad1][/pc]
春
寒い冬が過ぎ、春になると昆虫が増え暖かくもなってきます。
しかしここで一つ疑問になるのは、何故わざわざ日本にやってくる必要があるのか…です。
暖かい地域にいるのであれば、年中そこで暮らせば問題はないはず。しかし春になるとやってくるツバメ。
これは環境に影響があるのです。
日本より暑い環境にある地域では、枯れ葉や倒れた木は微生物によって、土になる前に分解されてしまいます。
熱帯雨林などの土壌は痩せており、栄養が足りないことから木はあまり成長ができません。
痩せている土壌では昆虫はいるとしても、大量発生はできません。
それに対し、冬を迎える日本は温度の低さにより微生物の増殖に制限があり、これにより土に落ちた落ち葉や倒れた木は分解されず土壌を肥やし栄養を与えてくれます。
超えた土壌により大量の虫が発生し、ツバメにとっては餌の宝庫となるわけです。
そのまま暖かい地域で暮らすことももちろん可能です。
しかし、繁殖のため少しでも虫の取り合い合戦から安定した餌を確保できる日本へとやってくるのです。
より快適な環境で繁殖と生活をするために渡り鳥として日本へ訪れているのですね。
ランキング参加中!
にほんブログ村
コメント